不動産の名義変更方法

相続人が複数いる場合、不動産の名義はどうしたらいいでしょうか。

複数の相続人がいる場合、不動産の名義をどうすればいいですか？

不動産を相続登記するには、いくつかの方法があります。

①遺産分割協議で決める

司法書士に依頼した場合一番多い方法だと思われますが、お客様のご意向をお聞きし、誰が相続するか決めていただきます。

その意向に沿った遺産分割協議書を作成し、相続人全員が実印を押して印鑑証明書を添付して相続登記を行ないます。

債務（借金）に関しては債権者に対抗できないため注意が必要です。
（借金だけを被る場合も有る）

遺産分割について詳しくはこちら

②相続しない他の相続人が相続放棄の手続きをとる

相続放棄を行なうと「初めから相続人ではなかった」ことになるので、相続したくない相続人が相続放棄の手続きをとることによって単独相続の状態を作り出すことができます。

借金に関しても、相続放棄を行なった相続人は相続することがないので、状況によっては使い勝手が良いといえます。

裁判所に相続放棄の申述を行なう必要があるので、遺産分割よりも手間がかかります。