家族信託をしたいと思い、相談の結果どのような内容にするのかも思いが決まったら、家族会議をとり行います。
家族会議は推定相続人や利害関係を有する人たち全てで開催した方が、後々問題が生じるリスクを少なくすることができます。
実際には委託者(兼受益者)と受託者の2者の間での契約で信託契約は結ぶことができますが、その家族の今後の財産管理や長期的な財産帰属をも決めることになるため、利害関係者が集まって意見を聞くことが重要であると言えます。
その場には信託契約組成の司法書士も立ち会うことが多いです。
家族会議の結果、家族信託は利用しないとの判断になったとしても、家族の意見を聞くことができる家族会議は無駄にはなりません。
何回でも家族会議を行なうことができるのです。