いらない不動産を手放したい場合

いらない不動産を手放したい～費用のかからない方法～

いらない不動産を相続した場合

実家に親世代だけが住んでいて、その親も亡くなったため何十年前に建てられた実家を相続することになってしまった。
物がたくさんあって片づけるのも大変で、業者に依頼するにもお金がかかる。
建物は３０年経過したら価値が無いと聞いているし、取り壊すのにもお金がかかり、取り壊したとしても地価が安いため、片付け費用や取り壊し費用を考えると、損失になってしまうためどうにかしたい。
でも相続放棄をすると、預貯金を受け継ぐことができなくなるし、親の兄弟やいとこにも迷惑をかけてしまうため、子供である自分たちでなんとかしたい。

土地の値段が安い富山県で不動産の相続登記をしているとこのような話を聞くことが多くあります。

①疑問１～家を取り壊さなければ、不動産を売ることができないのか～

テレビや雑誌を見ていると、家は３０年経つと価値が無くなるため、取り壊して更地にしなければ不動産を売ることはできないという情報を見ることがあります。

家の解体

しかしながら、田舎の方であれば更地にしても売れるかどうかわかりませんし、そもそも家を解体するためには安くても２００万円、広い家や重機が入ることが難しい場所にある家の場合には５００万円以上かかることも珍しくありません。

そもそも今まで利用していた家の場合には、取り壊すよりも建物がある状態で売却した方が売れる場合もありますし、水回りのリフォームの履歴などを考慮することなく、築年数のみで解体前提で考えるのは良くないのではないでしょうか。

確かにボロボロで、雨漏りもひどく壁も朽ち果てている家もありますので、その場合には解体しなければ売ることができないということになりますが、まだまだ利用できるような家であれば、土地の売却代金よりも解体費用が高いようなケースでは、安い値段やタダ同然の値段でも解体せずに土地と建物として売却する方が利益となります。

②疑問２～家の中の荷物を片付けなければ本当に家を売ることができないのか～

不動産業者に家を売りたいという話しをしにいくと、家の中の家具や家財道具を片付けてくださいと言われると思います。
自分たちで片付けるためにも、空の状態にするには時間がかかりますし、片付けの業者に依頼すると数十万円から物が多いと数百万円かかる場合もあります。

物にあふれた家

しかしながら、家の中を空にしなければ本当に家を売ることができないのでしょうか。

結論から申し上げますと家の中の物を片付けなくても家を売ることは可能です。
家の中に物が多くあっても良いと考える人に売却して、購入した人が片付ければいいだけの話です。

その場合には、売却する側の人が家の中の物の所有権を放棄して購入した人が所有権の放棄された物を取得することになるので、その後購入した人が片付けなどを行なうことになります。

注意点がありますが、貴重品や大切な思い出の品物があった場合でも、契約後に返してほしいという事はできませんので、売却する側は引渡し前にきちんと大切な物が残っていないかを確認する必要があります。

粗大ごみ

疑問③～古い家で物も多くある家を引き取ってくれる人はどうやって探せばよいのか～

インターネットの不動産物件サイトを見ても、物が多くある写真は見たことが無いし、街中の不動産屋さんに相談しても、古いから解体して更地渡しにしましょうとか、家の中の物を片付けてくださいとか言われてしまう。
安い値段やタダ同然でもいいから、そのままの状態で手放したい。
そのような時には、当事務所の関連する不動産会社が引き受けることができます。